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慶應義塾大学病院 様

基本情報
病床数: 950床

導入製品情報
BD キエストラ™WCA システム
BD キエストラ™IdentifA 全自動釣菌装置
本体寸法(W×D×H): 4434mm × 5368mm × 2300mm
オプション:
 グラム染色スライド作成モジュール
 クラスⅡ 安全キャビネット
処理検体種:尿・呼吸器など

継続的な感染症診療・検査への投資を


慶應義塾大学医学部 臨床検査医学教授(インタビュー時)
慶應義塾大学病院 臨床検査科診療科部長(インタビュー時)
現 慶應義塾大学名誉教授 村田 満 先生
 細菌感染症は、治療のための新しい抗生物質が開発されると、それに対抗する新しい感染症が生まれるいたちごっこで、永遠に尽きることがありません。コロナに限らず、微生物側は、人間の知恵をわかっていて、絶えずいろいろと形を変えて様々な手を打ってくるので、感染症に対して手を緩めず、継続的に安定した検査と治療が行える体制にしておかなければなりません。当院では検査室移転後にコロナの流行となりました。以前よりも整った体制下ではありましたが、今後もいつ何が起こるかわからないので、常に非常事態に備えた対応ができるようにしておく必要があります。

瞬発的な要求にも応えられる体制を構築


慶應義塾大学医学部 臨床検査医学専任講師
慶應義塾大学病院 感染制御部副部長
上蓑 義典 先生
 臨床医は、目の前の状況がどんどん変わる中で、とにかく早く微生物検査の結果が欲しいと感じています。感染制御部の立場としてアウトブレークの時には、検査して欲しいものがたくさんあり、検査室には瞬発的な要求に常に応えられる体制であってほしいと思っております。今回、自動化により徹底的な分業ができ、検体は到着次第、検査を始めていく人と、結果を返していく人がひとつのチームとして検査室を運営することができるようになりました。臨床が求める速度感にも応えられているのではないかと思います。

安定した検査体制の構築と休日体制の強化


慶應義塾大学病院 臨床検査技術室主任
猪瀬 里夏 先生
 培地塗布、搬送、培養時間の管理を機械が自動で処理してくれるようになったことで、技師の経験値に左右されない検査体制になりました。標準化だけでなく、効率化が進んだことで、従来より少ない人数でも安定してルーチン業務が対応可能になりました。
 生まれた余力は休日体制の強化に回すことで、休日に冷蔵庫で保管していた検体がなくなり365日対応にすることができました。


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