BD、本会計年度(2009年10月-2010年9月)の第1四半期の業績を発表
通年の業績予測を上方修正

(注: 本リリースは、米Becton, Dickinson and Companyが2010年1月28日(米国現地時間)に発表したプレスリリース “BD Announces Results for Second Fiscal Quarter” を日本語に翻訳再編集したものです。本リリースの内容については英文資料を基本とし、翻訳文と解釈が一致しない場合は英文を優先とします。詳細はhttp://www.bd.com/press/をご参照ください。)

2010/02/02
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。
(2010年1月28日-ニュージャージ州 Franklin Lakes発)

BD(ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー)[ニューヨーク証券取引所上場: BDXと略記] は、本日、2009年12月31日に終了の当年度第1四半期の売上高が19億1千7百万ドルとなり、対前年同期比で 12%(為替相場変動の影響分を除き 9%)増加したと発表しました。

同社の会長兼CEO、Edward J. Ludwigは、「インフルエンザ関連で好調な売り上げ増となったメディカル部門、ダイアグノスティックス部門が成長を牽引し、本会計年度は堅調にスタートした。今期における売り上げの伸び、良好な営業収益とバイオサイエンス部門の売上げ安定化で2010年度の業績予測を上方修正できると確信している」と述べています。

本会計年度第1四半期の継続事業からの希薄化後1株当たりの利益は $1.30で、前年同期の同希薄化後1株当たり利益 $1.25に比べて4%増加しました。為替相場変動の影響分を除くと、本会計年度第1四半期の継続事業からの希薄化後1株当たり利益は、前年同期の同希薄化後1株当たり利益に比べて11%増加しました。

事業部門別の業績

BDメディカル部門では、本会計年度第1四半期の全世界の売上高が、為替相場変動の影響分を織り込み後で対前年同期比 16%増加して10億1千 9百万ドルに達し、為替相場変動の影響分を除くと対前年同期比13%の増加となりました。メディカル・サージカルシステムズ製品とファーマスーティカルシステムズ製品(インフルエンザ関連製品の7%程度の売り上げ増が含まれる)ならびに糖尿病ケア製品の売り上げが堅調であったことが、売り上げの伸びにつながりました。 BDダイアグノスティックス部門では、本会計年度第1四半期の全世界売上高が、為替相場変動の影響分を織り込み後で対前年同期比 10%増加して5億9千5百万ドルとなり、為替相場変動の影響分を除くと対前年同期比8%の増加となりました。この部門の安全機能付き製品、およびインフルエンザ関連製品の2%程度の売り上げ増を含む感染症検査システムの売上増がこの部門全体の売上の伸びに貢献しました。 BDバイオサイエンス部門では、本会計年度第1四半期の全世界売上高は対前年同期比では増加も減少もなく3億3百万ドルであり、為替相場変動の影響分を除くと、対前年同期比では増加に転じましたが 1%に届きませんでした。予想されたことではありましたが、臨床用および研究開発用の装置に対する需要が、資金調達の難しさから依然として低迷しています。

地域別の業績

本会計年度第1四半期における米国の売上高は対前年同期比10%増加して、8億7千3百万ドルとなりました。また、同第1四半期における米国外の売上高は、為替相場変動の影響分を織り込み後で対前年同期比13%増加して10億4千4百万ドルとなり、為替相場変動の影響分を除くと、対前年度比8.5%増加しました。

2010年度の通年業績見通し

当社は、2010年度通年の売上高について、為替相場変動の影響分を織り込み後で対前年度比6%増、為替相場変動の影響分を除くと5%増と予想していましたが、この通年予測を修正し、為替相場変動の影響分を織り込み後で対前年度比約 7%増、為替相場変動の影響分を除くと約6%増と上方修正しました。

当社は、また、2009年通年の継続事業からの希薄化後1株当たり利益 $4.95に対し、2010年度通年の同利益が(特別項目を除いて)$5.05〜$5.15程度で、予測される為替相場変動の影響分を織り込み後で 2〜4%程度増加、為替相場変動の影響分を除くと 8〜10%程度増加すると予想しています。前回の発表では、為替相場変動の影響分を織り込み後で 1〜3%程度増、為替相場変動の影響分を除くと 7〜9%程度の増加としています。