血液培養自動分析装置向け、免震装置発売開始

2016/12/05
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。


日本ベクトン・ディッキンソン株式会社 (略称「日本BD」、本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長 阿知波達雄)は、「BD BACTEC™ 血液培養自動分析装置」の地震対策用として、THK株式会社製免震モジュールTGS4型を採用し、本日販売を開始しました。

強い地震が発生した場合、医療現場における大型の検査機器は、転倒などにより損傷もしくは破損を受け、検査の継続が困難となることが想定されます。特に、血液培養検査が中止されることは、診断や治療に大きな影響が出ることで患者の生命にも影響を及ぼす可能性があります。
このようなリスクを軽減し、血液培養検査の継続性を確保するために今回当社が採用したTHK株式会社製免震モジュールTGS4型は、「直動システム」と「減衰装置」を組み合わせた独自のメカニズムで、大地震で予想される長周期地振動にも対応できる最新型の免震装置です。

昨今、医療現場や製造現場では耐震化への取り組みが進められていますが、機器の破損は免れても揺れによるダメージで検査が継続できないということも起きています。この免震モジュールTGS4型は、揺れの力を分散・吸収し、機器に対する揺れの影響を確実に軽減します。今後は、この免震モジュールシステムを他の検査機器類にも拡大していきたいと考えています。

BDは、長年に渡り、幅広い検査機器をご提供することで医療に貢献してまいりましたが、さらにお使いいただくお客様、検査を受けられる患者さんの視点に立ち、より確実でリスクの少ない検査環境にも配慮したご提案を続けてまいります。

BD BACTEC™自動血液培養検査機器と
THK株式会社製免震モジュールTGS4型を使った免震実験風景
販売名:BD バクテック FX システム
製造販売届出番号:07B1X00003000107



THK社製免震モジュール TGS4型